ヘルシンキ便を飛ばす2社
フィンエアーとJALを比較して解説
ヨーロッパ旅行においてヘルシンキ経由はメジャーな存在だ。「ヨーロッパへ最短最速」で人気を博したフィンエアー、そしてJALも2013年よりヘルシンキ便を飛ばしており、首都圏からは2つの選択肢がある。初めて北欧経由で旅行する人を中心に、どちらを選ぶべきかおすすめしている。


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フィンエアーとJAL 専門家役の解説 まとめ

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フィンエアーとJAL

アジアからヨーロッパへの玄関口として機能してきたフィンランド・ヘルシンキ。2010年代は多くの人が利用していたが、現在はロシア上空を飛べない関係で、時間・距離の優位性を失い、以前ほどの勢いはない。それでも、フィンエアーは日本へ多くの路線を持ち、JALも東京から飛ばしている。

現在でも北欧旅行はもちろん、ヨーロッパ各地への経由地としても使われており、特に首都圏在住であれば、このフィンエアーとJALの選択肢があり、どちらを使うか悩むことになる。

格付け機関からはフィンエアーが4スター、JALが5スターで、プロの目からはJALの方が評価されている。日本人からの評価は、フィンエアーが3.5、JALが3.8なので、こちらもJALが上回る。下にある、利用者の口コミを参考にしながら航空会社を選んで欲しい。
日本人からの評価は3.8
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専門家役はどちらを選ぶ?

海外旅行や航空会社に詳しい専門家役に、解説を交えながらどちらが良いか選択してもらう。これは膨大なデータや口コミから回答されているので、スペシャリストと同様に参考にできる。

初心者
フィンエアーとJAL(ヘルシンキ便)ではどちらがおすすめですか?
専門家役
フィンエアーとJALのヘルシンキ便、どちらを選ぶかは何を重視するかによって変わってきます。それぞれの特徴を踏まえて考えてみましょう。

フィンエアー:コスト重視&乗り継ぎの利便性
JALと比べると、フィンエアーの料金は安いことが多いため、コストを抑えたい場合は有力な選択肢になります。また、機材はエアバスA350を使用しており、最新の機内設備が整っています。シートの作りはややコンパクトですが、機内Wi-Fiが利用できるなどのメリットもあります。また、北欧らしいミニマルなデザインの機内や、ブルーベリージュースが名物として提供されるなど、ちょっとしたフィンランドらしさを楽しめるのもポイントです。ただし、日本発着便でも日本語対応の乗務員が少ない場合があるため、日本語のサービスにこだわる人にはやや不安が残るかもしれません。

JAL:快適さと安心感を求めるなら
JALのヘルシンキ便は、日本のサービスクオリティを求める人にとっては安心できる選択肢です。機内食やアメニティ、客室乗務員の対応など、日本の航空会社らしい細やかなサービスが期待できます。機材はボーイング787が使用されており、比較的新しく快適な座席環境です。エコノミークラスでも座席が比較的広めで、長時間のフライトでも疲れにくいというメリットがあります。

どちらを選ぶべきか?
安さや乗り継ぎのしやすさならフィンエアー
快適さや日本のサービスを重視するならJAL

もし、直行便でヘルシンキが目的地なら、JALのほうが快適に過ごせる可能性が高いです。一方で、ヘルシンキから先の都市へ行く場合は、フィンエアーのほうがスムーズな移動ができることが多いでしょう。どちらにしても、ヘルシンキ経由はヨーロッパへのルートとしては効率的なので、あとは快適さを取るか、コストと利便性を取るかがポイントになりそうです。

初心者
利用者の満足度はどちらが上ですか?
専門家役
JALの方が高い傾向が見られます。特に、機内食の質やサービスの細やかさにおいて、JALは高い評価を受けています。また、座席の快適さに関しても、JALの方が広く快適であると感じる利用者が多いようです。一方、フィンエアーは座席指定が有料であったり、サービスが最小限であると感じる利用者もいるようです。

総合的に、サービスの質や機内の快適さを重視する場合、JALの方が満足度が高いと感じる利用者が多いようです。一方、コストやエンターテインメントの充実度を重視する場合は、フィンエアーも検討の価値があるでしょう。

初心者
座席に関してはやはり違いがありますか?
専門家役
フィンエアーとJALのヘルシンキ便では、機材・座席の設計・快適性に明確な違いがあります。

フィンエアー(エアバスA350-900)
シートピッチ: 約79cm(31インチ)
座席幅: 約46cm(18インチ)
配列: 3-3-3
特徴:最新のA350機材で、機内が広く感じる。エコノミーはJALより若干狭め(座席幅・足元ともにJALのほうが余裕あり)。3-3-3配列なので、中央席になると少し窮屈。モニターは新しいが、日本語対応コンテンツは少なめ。USBポートはあるが、全席に電源コンセントはない機材もある。機内食はシンプル。

JAL(ボーイング787-9)
シートピッチ(足元の広さ): 約84cm(33インチ)
座席幅: 約47cm(18.9インチ)
配列: 2-4-2
特徴:足元が広く、座席幅も余裕がある(B787は加湿機能付きで乾燥しにくい)。クッション性が良く、長時間でも疲れにくい。モニターが大きめ&タッチ操作のレスポンスも良い。日本の機材らしく、全席にUSBポート&電源完備。機内食やドリンクのサービスも日本基準で安心感がある。

結論:座席の快適さを重視するならJAL
エコノミー:JALが広く、2-4-2配列で快適
プレエコ:JALの方が格上
ビジネス:フィンエアーが新シートなら互角、旧シートならJALが上

初心者
機内食について詳しくお願いします。
専門家役
機内食に関しても、JALの方が総合的に高評価です。JALは日本発の航空会社らしく、和食・洋食の選択肢があり、味のクオリティや細かいサービスが充実しています。一方で、フィンエアーは北欧らしいシンプルな食事が特徴ですが、JALと比べると若干物足りないと感じる人も多いようです。

JAL
和食・洋食の選択肢あり(日本発便は和食が特に人気)
日本食のクオリティが高く、味付けが日本人向け
ご飯もの(丼、カレー、煮物など)が充実
デザートやフルーツも比較的豊富
スナックや追加の軽食サービスもあり(うどんですかい等)

フィンエアー
1種類のみ(和食なし)
シンプルで質素な構成(メイン+パン+サラダ+デザート)
サーモンやチキンなどの北欧系の食材が多い
味付けは薄めで、全体的にさっぱりした印象
スナックはあまり充実していない(軽食サービスが少なめ)

結論:JALの方が機内食は充実している
エコノミー:JALの方が選択肢が多く、味も良い
プレエコ:JALの方がサービスが良く、ドリンクの選択肢も豊富
ビジネス:JALの和食が圧倒的に高評価。フィンエアーは北欧料理が楽しめるが、日本人向けではない。

初心者
ヘルシンキ空港での乗り継ぎに関して両者の違いはありますか?
専門家役
ヘルシンキ空港はフィンエアーのハブ空港であるため、ヨーロッパ各都市への接続がスムーズで、フィンエアー同士の乗り継ぎなら最短35分での接続が可能です。また、フィンエアー便同士の乗り継ぎが優先されるため、遅延時の振替手続きがスムーズです。

JALのヘルシンキ便は、フィンエアーとのコードシェアもあるため、フィンエアー便に乗り継ぐことが可能です。ただし、フィンエアーを利用するよりは若干の制約があります。JAL便は通常、ヘルシンキに昼~夕方に到着するため、夕方~夜発のヨーロッパ各都市行きの便にはうまく接続できることが多いですが、都市によっては翌日便となる可能性もあります。

もし、ヘルシンキでの滞在時間を短くして効率的に移動したいなら、フィンエアーが便利です。JALを選ぶなら、ヘルシンキで少し余裕をもって移動するプランが必要になるかもしれません。

初心者
首都圏以外の人がわざわざJALを選ぶ価値はありますか?
専門家役
JALのヘルシンキ便が快適なのは確かですが、関西・中部・福岡などの首都圏以外の人が、東京経由で乗る価値はほとんどありません。移動時間のロス、費用がかさむなど、ヘルシンキ直行便があるフィンエアーが圧倒的に優位です。

初心者
その他に注意しておくことはありますか?
専門家役
ここまで座席・機内食・出発時間・乗り継ぎのしやすさなどを比較してきましたが、それ以外にもいくつか気になるポイントがあります。最終的な判断材料として、サービスの質・遅延や欠航のリスク・受託手荷物のルールなどを比較してみましょう。

1. 機内サービス
フィンエアー
・北欧らしいシンプルな接客
・追加のリクエストはしにくい雰囲気
JAL
・日本語ができ、対応がきめ細かく、親切
・フィンエアーと比べると、少しフォーマルな雰囲気

2. 遅延・欠航のリスク
フィンエアー
・ストライキの影響を受けやすい(特に冬季)
・欠航時の振替対応はJALほど手厚くない
JAL
・日本発着の定時運航率が高く、遅延が少ない
・天候やストライキの影響を受けにくい

3. 受託手荷物のルール
フィンエアー
・エコノミー:23kg×1個まで無料
・プレエコ・ビジネス:23kg×2個
JAL
・エコノミー:23kg×2個まで無料
・プレエコ・ビジネス:32kg×2個まで無料

4. 航空券の価格
フィンエアー
・JALより安いことが多い(特にエコノミー)
・サービスはシンプルなのでコスト重視の人向け
JAL
・フィンエアーと比べると価格が高め
・サービス・座席の快適さを考えるとコスパは悪くない

初心者
最後に博士ならどちらを選びますか?
専門家役
私ならJALを選びます。その理由は、まず快適性が圧倒的に違うからで、JALのエコノミークラスは2-4-2配列で座席が広く、足元にも余裕があります。一方、フィンエアーのエコノミーは3-3-3配列で、長時間のフライトだとどうしても圧迫感があります。特に一人旅や二人旅の場合、JALなら窓側や通路側を確保しやすく、快適な席を選びやすいのが大きなメリットになるでしょう。

確かに、フィンエアーの方が航空券が安いことも多く、ヘルシンキでの乗り継ぎがスムーズというメリットはあります。しかし、JALの方が快適で、満足度が高いことは間違いなく、長時間フライトだからこそ、快適に過ごせる方を選びたいですね。

乗り継ぎを除くあらゆる面でJALの方が上回っているという回答を得た。座席からサービス、機内食までJALが優位と示されているので、快適性を重視するならJALを選ぶのが良い。一方で、こちらも重要である"料金"はフィンエアーに分があるので、コスト重視ならフィンエアーという選択になる。

まとめ

格付け機関や日本人の口コミ、そしてAIの分析でも快適性はJALと出ている。その為、シンプルに北欧旅行を考えているならJALを利用するのがおすすめだ。一方で、ヘルシンキ経由でヨーロッパ各地へ行く場合、旅費を抑えるのが目的である人が多く、その場合はフィンエアーに分がある。

また、フィンエアーならその先も同じ航空会社なので、JALよりも乗り継ぎが考えられている分析も出ており、目的地・料金・快適性のどれを重視するかで選択が変わってくる。更に詳しく知りたい人は、それぞれの評価や機材、シート紹介を参考に。
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