燃油サーチャージとは...

多くの航空会社が徴収している燃料代
日系2社はシンガポール市場を参考にしている
2ヶ月に一回更新されるので下がった時がお得

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4月に改定され前回より上昇

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JAL/ANAの燃油サーチャージ一覧
外資系を含む燃油サーチャージ一覧
片道だけの燃油サーチャージ一覧

燃油サーチャージを知る
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海外旅行をする上で切っても切り離せないのが燃油サーチャージ。海外航空券の購入を進めていると決済画面で「燃油サーチャージ・諸税」の項目が出てきて急に高くなったという経験をした人もいるだろう。これは何なのか?そして安くなることはあるのか?これらについて紹介していく。


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燃油サーチャージとは

飛行機はジェット燃料で動いており、この元となる石油価格によって運航コストが変わってくる。高い時もあれば低い時もあり(車のガソリン代のように)、これを利用者が負担するのが燃油サーチャージというもの。その為、近場のアジア圏なら安く、欧米など長距離になるほど高くなる。

これは国際線特有のもので、国内線は基本的に運賃に含まれている。初めて海外旅行をする人は多少抵抗感があるかもしれないが払わないといけないものなので諦めるしかない。

そしてもう一つ知っておくべきことは、価格は購入時に決まるということ。例えば8月に旅行する場合であっても、4月に予約を入れたら4月の料金で計算される。これが、安い時に予約してしまおうという現象が起こる理由だ。
じっくり理解するならこちら!
▶ 燃油サーチャージって何?

燃油サーチャージの推移

2025/42025/22024/122024/10
↖上昇↖上昇↙下落←同額
燃油サーチャージは定期的に変動するもので、JALとANAであればシンガポール市場の平均価格を基準にしており、2ヶ月に一回更新される。2月、4月、6月...といった具合で上げ下げされるので、特に上がる前は駆け込みでの予約が増える傾向にある。下はANAの現在の価格↓

4月から(現在) 2月から 12月から
韓国7,800円6,000円5,000円
台北22,000円17,000円14,000円
香港22,000円17,000円14,000円
シンガポール37,800円31,000円26,000円
バンコク37,800円31,000円26,000円
クアラルンプール37,800円31,000円26,000円
4月から(現在) 2月から 12月から
ホノルル46,200円37,000円32,000円
グアム24,200円19,000円16,000円
シドニー76,200円58,000円50,000円
4月から(現在) 2月から 12月から
ロサンゼルス72,600円58,000円50,000円
サンフランシスコ72,600円58,000円50,000円
ニューヨーク72,600円58,000円50,000円
4月から(現在) 2月から 12月から
ロンドン72,600円58,000円50,000円
パリ72,600円58,000円50,000円
その他ヨーロッパ72,600円58,000円50,000円
2025年4月の改定で前回、前々回に続き上昇となった。今回は上げ幅が大きかったので、2024年の水準に戻った。紹介したのはANAの価格だが、JALになると多少金額が異なるので詳しくは下で。
JAL/ANAの現在の価格
▶ 燃油サーチャージの価格一覧

海外エアラインの場合

日系ではなく海外の航空会社を利用する人も多くおり、その場合は各社で燃油サーチャージの額は異なる。また一部の会社は運賃に含んでおり(シンガポール航空やカタール航空など)、外から見ることはできない。例えばパリ行きの航空券を見ても各社でバラつきがあることが分かる↓

片道(4月現在)
パリ行きJAL33,000円
ANA36,300円
エールフランス未定
フィンエアー33,000円
大韓航空33,000円
キャセイパシフィック14,500円
エミレーツ未定
カタール航空運賃に含む
このように各社で異なるというのが燃油サーチャージだ。ただし、大手の予約サイトは燃油サーチャージを含んだ額を表示するので、内訳を見ない限りは分からなかったりもする。詳しい額を知りたい人は下から。
主要航空会社を全て掲載
▶ 海外航空会社のサーチャージ一覧

専門家役に聞く燃油サーチャージ

海外旅行に詳しい専門家役に、燃油サーチャージについて教えてもらう。ぜひ一度目を通して、燃油サーチャージに対する疑問や不安を解消して欲しい。

旅りんご
海外航空券を予約しようと思うのですが、燃油サーチャージというものが加算されます。これは何ですか?
専門家役
燃油サーチャージ(Fuel Surcharge)とは、航空会社が航空券の基本運賃とは別に徴収する追加料金のことです。これは、燃油価格の変動による影響を航空会社が運賃に直接反映させるための仕組みで、主に国際線の航空券に適用されます。

燃油サーチャージの仕組み
燃油サーチャージは、原油価格(シンガポールケロシン価格など)を基準に決定され、多くの航空会社では数カ月ごとに見直しが行われます。燃油価格が上がるとサーチャージも高くなり、逆に下がると減額または撤廃されることもあります。

燃油サーチャージの支払い
航空券代とは別に請求されるため、格安航空券でも高額になる場合があります。また、マイルで発券した特典航空券でも、燃油サーチャージの支払いが必要な場合が多いです(ただし、一部の航空会社は不要)。

旅りんご
国内線ではこのような制度はないので怪しく感じています。絶対に払わないといけないですか?
専門家役
確かに、国内線では燃油サーチャージが不要なため、国際線の燃油サーチャージは不思議に感じるかもしれませんね。しかし、燃油サーチャージはほとんどの国際線で必ず支払う必要がある費用です。

なぜ国際線だけ燃油サーチャージがある?
ー飛行距離が長く燃料コストの影響が大きい
ー航空会社は燃料費のリスクを運賃に直接反映せずに管理できる
ー給油する国によって燃料価格が異なりコストを均等に反映する為
ー逆に国内線は燃料コストがある程度安定しており運賃に含めても問題ない

燃油サーチャージを払わずに済む方法は?
ー完全に免除されることはほぼない
ー燃油サーチャージが安い時期に発券する

燃油サーチャージは、国際線では事実上必ず発生する費用であり、運賃とは別に徴収される仕組みです。「怪しい」と感じるかもしれませんが、航空会社の運営コストを補うための世界的な慣行になっています。

旅りんご
それでは、燃油サーチャージがお得になるのはいつですか?
専門家役
燃油サーチャージがお得になるのは、サーチャージの改定前後のタイミングです。ただし、下がるのを待ちすぎるのはリスクが高いです。なぜなら、燃油サーチャージが下がったとしても、直前になると運賃が上がる可能性が高いため、トータルでは高くついてしまうことが多いからです。

燃油サーチャージが上がる前が基本
ー航空券の運賃は出発が近づくほど高騰する傾向にある
ー燃油サーチャージが下がっても運賃が上がっては台無し
ーその為、燃油サーチャージの改定前に予約がベスト

燃油サーチャージが下がると予想される時
ー下がってからがお得に見えるが先程の通り運賃が上がるリスクがある
ー特に繁忙期(GW・年末年始)は運賃が高騰する早めに確保が無難

燃油サーチャージの値下がりに目を奪われて、運賃のことを見落とすとトータルで高く付きます。価格が下がるのを待つのではなく、燃油サーチャージの改定前にお得なタイミングで購入するのが賢い戦略です。

旅りんご
あまり燃油サーチャージを気にするのは良くないことでしょうか?
専門家役
そうです。燃油サーチャージにあまり目を奪われるのは良くないことです。上がる前に確認する程度なら良いですが、頻繁に見たり、下がるだろうと待つ行為は危険です。

燃油サーチャージより運賃の方が重要
ー燃油サーチャージは急激に変動しづらい
ー次回改定でいきなり大幅に上がるケースは少ない

運賃は急激に変動することがある
ー特に直前や繁忙期は急激に上がる
ー燃油代が数千円下がってもそれ以上に運賃が跳ね上がるリスクがある
ー昨日と今日見た航空券代で数万円違うことがあるのはこれが理由

良い運賃を見つけたら、燃油サーチャージを気にしすぎず、早めに発券した方が安く済むことが多いです。最も怖いのは運賃の急激な変動です。

旅クジラ
では燃油サーチャージを気にしている人はどのような人なのでしょうか?
専門家役
燃油サーチャージに敏感に反応するのは、主にマイルを使って旅行をしている「マイルオタク」と言われる人たちです。普通の旅行者と違い「いかにマイルを最大限に活用するか」という視点で情報交換がされているので、燃油サーチャージの変動は大きなテーマになります。

マイル派が燃油サーチャージを気にする理由
ーマイルを使えば運賃はゼロだが、燃油サーチャージは支払う必要がある
ー長距離の特典航空券では、燃油サーチャージだけで数万円かかる
ー燃油サーチャージが高いと、せっかくのマイル特典でも現金負担が大きい

マイル派は燃油サーチャージ+税金が支払額
ーその為、燃油サーチャージの影響がダイレクトに響く
ー「無料の特典航空券なのに40,000円も払うの?」と感じやすい

逆に、普通に航空券を買う人はあまり気にしない
ー総額の安さが重要
ー燃油サーチャージ単体をそこまで気にしてもしょうがない
ー繁忙期と閑散期で運賃の変動が大きく、燃油サーチャージは誤差

ただし、長距離路線+大人数で旅行する場合は、燃油サーチャージは大きな影響を与えることがあります。このようなケースでは、普通の旅行でも、ある程度気にしておいた方が良いです。

旅クジラ
ありがとうございました。燃油サーチャージと上手く付き合って旅行します!


燃油サーチャージのまとめ

燃油サーチャージは海外旅行をする上で切っても切り離せないものだが、詳しい内訳を見ない限りは分からないものでもある。特にツアーであればほとんどの人は気にしない。

お得に予約したい場合は"値上がり前"がおすすめであり、変動の数週間前にアナウンスされるので駆け込み需要が一気に増える。「ちょっと先だけど安いうちに...」という人が値上がり前に予約する。逆に"値下がりを待つ"のは元の航空券代が上がる可能性があるので賢明とはいえない。
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