ロサンゼルスとサンフランシスコどちらがおすすめ？アメリカ西海岸を観光

ロサンゼルスとサンフランシスコ、どちらもアメリカ西海岸を代表する都市ですが、楽しみ方が大きく異なります。旅行の目的や好みによっておすすめが変わるので、それぞれの特徴を紹介します。

ロサンゼルス
ー映画・エンタメ好きに最適
ービーチでのんびり＆ドライブが楽しい
ーテーマパークが充実
ー気候が一年中過ごしやすい
広大なエリアに見どころが点在し、車移動が基本の都市です。温暖な気候とエンタメの街としての魅力が詰まっています。

サンフランシスコ
ー街歩きが楽しい＆フォトスポット多数
ー歴史や文化を感じる観光地
ーグルメが魅力
ー気候が涼しく、霧が多い
ロサンゼルスに比べるとコンパクトな街で、徒歩や公共交通機関でも観光しやすいのが特徴。歴史や文化、グルメを楽しみたい人にぴったりです。

総合的に満足度が高いと言われやすいのはサンフランシスコで、街歩きやグルメ好きなら存分に楽しめるでしょう。一方で、ロサンゼルスは映画やテーマパーク好き、車移動OKなら評価が高いので、旅のスタイルによります。

ロサンゼルスの満足度
◯ エンタメ好き・テーマパーク好きは大満足
ディズニーやユニバーサルに行った人は高評価。映画のロケ地巡りも。
◯ ビーチやドライブが好きな人も楽しめる
サンタモニカなどでのんびり。ドライブを楽しんだ人の満足度は高め。
☓ 移動が不便で疲れた…という人も
車がないと移動しづらく、渋滞も多いため不満を感じる人も。
☓ 治安が気になるという声も
エリアによってはホームレスが多かったり、雰囲気が悪い場所も。

サンフランシスコの満足度
◯ 街歩きが楽しく、観光スポットがまとまっている
ゴールデンゲートブリッジなどは歩くだけでも楽しい。
◯ グルメが美味しく、食事の満足度が高い
クラムチャウダーやシーフードが美味しかったという意見が多い。
☓ 坂道が多くて歩くのが大変だった…
サンフランシスコは坂が多く、予想以上に歩き疲れたという人も。
☓ 夏でも寒くて驚いたという声も
Tシャツで行ったら寒すぎたという人も多く、気温のギャップに戸惑いも。

ロサンゼルスは基本的にレンタカーがあると圧倒的に便利な都市ですが、絶対に必要というわけではありません。交通手段ごとにメリット・デメリットを解説します。

レンタカーがある場合
メリット
ー行動範囲が広がり、自由に観光できる
ーサンタモニカやマリブなど郊外のビーチにも行きやすい
ー荷物を気にせず移動できる
デメリット
ー運転に慣れていないとフリーウェイが怖い
ー渋滞が多く、駐車場探しも大変（駐車料金も高い）
ー国際免許証が必要（日本の免許＋翻訳でOKな州もある）

バス・メトロを使う場合
メリット
ーレンタカーなしでも一応観光は可能
ーメトロでハリウッド、ダウンタウン、サンタモニカなどは行ける
ーUberやLyftを併用すれば移動しやすい
デメリット
ーバスの本数が少なく、移動に時間がかかる
ー行けるエリアが限られる（ビバリーヒルズは不便）
ー夜は治安が不安なエリアもある

市内観光中心（ハリウッド・ダウンタウン・サンタモニカ）ならレンタカーなしでもOK（Uber＋メトロで対応可能）。一方で、郊外（ビーチ・テーマパーク・グリフィス天文台・マリブ）も回るならレンタカー推奨。「ロサンゼルスをどこまで楽しみたいか？」でレンタカーの必要性が決まります。

2泊3日で最大限楽しむなら、サンフランシスコがおすすめです。理由はシンプルで、移動のストレスが少なく、短期間でも観光の満足度が高いからです。ロサンゼルスは確かに有名スポットが多いですが、距離が離れているため移動時間が長く、限られた日程では行きたい場所を十分に回れないことが多いです。

サンフランシスコを推す理由
① 移動のストレスが圧倒的に少ない
→短い滞在でも「移動ばかりで観光できなかった…」という失敗がない
② 限られた日程でも満喫できる
→2泊3日でも「SFに行った」という満足感がしっかり得られる
③ 街並みが美しく、どこを歩いても楽しい
→急な坂道×カラフルな家並み 見るだけで楽しめて充実度が高い
④ ロサンゼルスは時間が足りず、消化不良になりがち
→短期間の旅行には不向き。2泊3日では満足度が下がる可能性も

1週間という余裕のある日程なら、ロサンゼルスの方が圧倒的におすすめです。短期旅行では「移動が大変」と言われがちですが、1週間あればエンタメ・ビーチ・ショッピング・自然といった多彩な魅力を満喫できるのが強みです。

ロサンゼルスを推す理由
① テーマパークや観光地をじっくり回れる
→ディズニーにユニバーサル、1日1カ所をじっくり楽しめる
② エリアごとに違う魅力があり飽きない
→ダウンタウン、ハリウッド、ビーチ、オレンジカウンティ
→エリアごとにまったく違う雰囲気なので1週間でも飽きない
③ レンタカーで観光が一気に自由に
→1週間あればレンタカーを借りて郊外の観光地へGO
→サンディエゴやパームスプリングスまで足を伸ばせる
④ 買い物やグルメも充実
→メルローズやロデオドライブでショッピング

サンフランシスコの場合
ー街がコンパクトなので、3～4日で主要スポットを回り終える
ー長く滞在すると「やることが減ってくる」と感じる人が多い

どちらの都市もアメリカの中では物価が高いですが、サンフランシスコの方が全体的に高めです。特にホテル代や食費が影響し、旅行の予算が変わってきます。

1. ホテル代
LA：中級 150～250ドル
SF：中級 200～300ドル

2. レストラン
LA：1食15～25ドル
SF：1食20～35ドル

3. ファストフード
LA：1食8～12ドル
SF：1食10～15ドル

サンフランシスコのホテル代は全米トップクラスに高く、レストランも安い店が少ないです(チップ15～20％必要)。その為、コストを抑えたいならロサンゼルスがおすすめですね。

サンフランシスコを推す人が多い理由として、観光のしやすさや街の雰囲気の魅力が大きく影響しています。ロサンゼルスと比べてコンパクトで動きやすく、独特の美しい街並みが印象に残りやすい点が挙げられます。

サンフランシスコが支持される理由
① 観光しやすいコンパクトな街
→徒歩や公共交通機関で主要観光地を回れる
→ロサンゼルスは広すぎて移動が大変
② 街の雰囲気と美しい景観
→独特のヨーロッパ風の街並み
→ビクトリア調のカラフルな家並みや坂道が絵になる
③ 独自のカルチャーと食文化
→クラムチャウダーやシーフード、本格中華など

サンフランシスコは観光地巡りだけでなく、街を歩くだけでも魅力を感じやすく「街そのものが楽しい」です。また、短期間の旅行なら、旅行のしやすさも満足度を左右するので、コンパクトな街という点でサンフランシスコの方が印象に残りやすいかもしれません。

旅行のスタイル次第ではありますが、個人的にはサンフランシスコをおすすめします。理由は、「短い滞在でもしっかり楽しめる」 からです。

主要スポットがコンパクトにまとまっていて移動のストレスがなく、歩くだけで楽しい街並みが魅力的。また、初めてアメリカに行く人や運転なしで楽しみたい人には、サンフランシスコの方が旅行しやすいと思います。ただし、「アメリカっぽい雰囲気を味わいたい」「映画の舞台を巡りたい」ならロサンゼルスも捨てがたいですね。

最終的な結論
2泊3日や短期滞在 → サンフランシスコ
1週間以上なら → ロサンゼルス