アメリカへ行くなら日系とアメリカ系どちらがいい？JAL｜ANA｜ユナイテッド｜デルタ｜アメリカン

「日系航空会社（ANAやJAL）」と「アメリカ系航空会社（ユナイテッド、デルタ、アメリカンなど）」のどちらが良いかは、何を重視するかによって変わります。それぞれの特徴をまとめていきましょう。

日系のメリット
ー機内サービスの質が非常に高い
ー乗務員も機内エンタメも完全日本語対応
ー機材が比較的新しく座席も快適で清掃も行き届いている
ー遅延やトラブルが比較的少ない

アメリカ系のメリット
ー価格が安めな傾向
ーアメリカ国内での接続に強く乗り継ぎに有利

初めての渡米や英語が不安、また快適で安心な旅を重視するなら日系が良いです。費用を抑えたり、アメリカでの乗り継ぎ、英語に抵抗がなれけばアメリカ系でも良いでしょう。

アメリカ本土までのフライトは最低でも約10〜13時間、行き先によっては14時間以上に及ぶこともあります。そのため、快適性の重要度は非常に高いと言えます。

快適性ならやはり日系が有利
ーエコノミークラスでも座席が比較的広め
ートイレや客室内の清掃が行き届いている
ー食事のクオリティが高く日本人の口に合う
ー日本語での対応があるためストレスが少ない

長時間フライトでは、ちょっとした接客の差や清潔感、静けさが積み重なって体の疲れや気分に大きく影響します。特に日本出発便では、日系航空会社の「おもてなし」は際立っています。

アメリカ系も進化はしている
ー機材の新型化やサービスの改善が進む
ー乗務員やサービスの質にバラつきがあるのは否めない

したがって、機内の快適さ・安心感を重視されるなら、日系を選ぶのが無難かつ満足度が高いです。日本とアメリカでは文化が異なるで、航空会社もその影響が色濃く出ています。

「エコノミークラス」に限定して比較した場合でも、一般的には日系航空会社（ANA・JAL）の方が満足度は高いです。エコノミーでの具体的な違いを整理していきましょう。

機内サービスの違い

座席・快適性の違い

非常に良い比較ポイントです。「日系航空会社の通常エコノミー」と、「アメリカ系航空会社の“エコノミープラス”のような少し広めのエコノミー席」を比べた快適性について見ていきましょう。

アメリカ系の「エコノミープラス」とは？
・ユナイテッド：Economy Plus
・デルタ：Comfort+
・アメリカン：Main Cabin Extra

これらは「通常のエコノミーより足元が広い」という座席で、座席幅やサービスはほぼ通常エコノミーと同じです。


足元スペースだけで見ると、アメリカ系の「エコノミープラス」の方が優位です。しかし、全体的な快適さ・安心感・サービスの質では日系の通常エコノミーが勝るケースが多いです。

「日系とアメリカ系のプレミアムエコノミー」を比較した場合も、総合的な満足度では日系が優勢と言われることが多いです。


シートそのものは、どちらも十分快適で競っている部分もあります。ただし、食事や接客、雰囲気・清潔感などの総合的な体験では日系が有利です。

日系は「ビジネスクラスのエントリー版」的な扱いで、エコノミーと明確に差をつけている点が特徴的です。一方でアメリカ系は、「ちょっとだけ良いエコノミー」的な位置づけに留まることが多いです。

確かに「快適性」や「サービス品質」に関しては日系が優勢ですが、アメリカ系航空会社にもいくつか明確なメリットがあります。

1. 運賃が安いことが多い
ー同じ路線でもアメリカ系の方が数万円安いケースが多い
ー特にプレエコやビジネスクラスなら価格差が大きくなることも

2. 乗り継ぎに強い
ーアメリカ系は自国のハブ空港を多く持ち乗り継ぎがスムーズ
ー日系だと乗継便が別航空会社となりトラブル時に手こずる場合も

3. アップグレードが比較的しやすい
ー有償・マイル・ステータスによるアップグレードが日系より柔軟
ープレエコからビジネスへの有料アップグレードなども比較的出やすい

なので、価格重視・アメリカ内での移動重視・ある程度英語に慣れている人には、アメリカ系も十分選択肢になります。もし「英語にあまり自信がないけど費用は抑えたい」場合は、往路は日系、復路はアメリカ系という方法もあります。

私がもしアメリカへ行く場合、予算に制約がなければ、迷わず「日系航空会社（JALまたはANA）」を選びます。

1. 長時間フライトは快適性が最重要
アメリカまでのフライトは10時間超。この長さをただ「座って過ごす」のではなく、「どれだけストレスなく過ごせるか」が到着後の行動に大きく影響します。日系は座席が快適で、機内が静かで清潔。加えて日本語対応＆優しい接客。これは本当に大きな価値です。

2. 食事やエンタメが日本式
長距離フライトでは「退屈」「食事が合わない」「誰にも話しかけられない」といった地味なストレスが重なります。日系なら、和食が選べる・日本語映画が豊富・CAさんにちょっとした相談もしやすい。これが、長旅を「ただの移動」ではなく、「快適な時間」に変えてくれます。

3. 心配の少なさは重要
アメリカに着いたら、入国手続き・乗継・市内移動とストレスが続きます。だからこそ、機内ではリラックスしてエネルギーを温存しておきたいですね。日系を選ぶことで、心も体もフルチャージされた状態で到着できます。

逆にアメリカ系を選ぶ場合
ー予算が限られている
ーアメリカ国内の乗継を重視したい（地方都市へ）
ー英語対応に抵抗がない

コスト重視でアメリカ系を選ぶ合理性もありますが、私は「長時間のフライトを“耐える時間”にするか、“価値ある時間”にするか」その違いを重視するので、日系を選びます。