近い方のソウルへ
ピーチが金浦空港へ就航する
2025年4月に、ピーチが関空~金浦、中部~金浦を開設する。金浦国際空港はソウル中心部に近い方の空港で、仁川と比べてビジネスマンの利用が多く、大韓航空やアシアナ航空などFSC中心だったが、日系のLCCが参戦することになる。果たして、このピーチの金浦線はどのようなメリットがあるのか見ていく。


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ピーチの金浦就航 専門家役の解説 まとめ

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ピーチの金浦就航

ピーチの金浦線は、関空と中部から発着し、4月から毎日1往復、8月からは毎日2往復に増便される。特に、中部↔金浦は長く路線自体がなかったので(2015年のチェジュ航空以来)、セントレアを使う人には魅力的な存在だ。また、関空も仁川便はそのまま存続するので、ソウルへの便数がかなり増加する。

ピーチの評判を見ていくと、日本人からの評価は2.5なので低いが、LCCとしては標準的な値に収まっている。新たに利用する人は、下にある口コミを参考にしながら決めて欲しい。
日本人からの評価は2.5
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専門家役はどう見る?

海外旅行や航空会社に詳しい専門家役に、解説を交えながらピーチの金浦線について教えてもらう。これは膨大なデータや口コミから回答されているので、スペシャリストと同様に参考にできる。

初心者
ピーチが関空と中部から金浦線を飛ばすそうですが、どう思いますか?
専門家役
ピーチの関空・中部〜金浦線就航は、なかなか興味深い動きですね。

関空〜金浦線
これまで日系LCCは仁川ばかりで、金浦には就航していませんでした。金浦はソウル市内へのアクセスが抜群なので、LCCの低価格と利便性を両立できるのは大きな魅力です。特に、ビジネス客や短期旅行者にはかなりメリットがありそうです。

中部〜金浦線
こちらはもっと意外な路線です。これまで中部空港から韓国へは仁川行きが中心で、金浦への便は皆無でした。ソウル中心部へのアクセスが良くなることで、名古屋エリアの旅行者にとっても使いやすくなりそうですね。

一方で、気になる点は、仁川発着のLCCに比べて、金浦発着の便は価格競争力を維持できるのかということです。仁川便と比べても価格差があまりなければ良いのですね。とはいえ、日本から金浦へのLCC便が増えるのは利用者にとってプラスです。

初心者
韓国系のLCCはほとんど仁川発着なので差別化になりますね。
専門家役
はい、ピーチの金浦就航は確かに差別化になりますね。韓国系のLCC(ジンエアー、エアソウル、ティーウェイ航空など)はほとんど仁川発着なので、日本側のLCCが金浦に乗り入れることで、競争優位性が出てきます。

ソウル中心部へのアクセスが良い
ー仁川よりも移動時間が短縮できる
ー旅行者だけでなく、短期出張のビジネス客にも魅力的

大韓航空とアシアナより安価
ー「LCCだけど金浦で便利&安い」は強いアピールポイント
ーFSCの独壇場だったのがLCCの参入で価格競争が起きる可能性も

今後の注目ポイント
ー金浦のコストが仁川より高いためどこまで安くできるか
ー韓国のLCCも金浦に参入してくるかもしれない

初心者
ただ、LCCは観光客が多いので仁川でも良いような気がしますが...
専門家役
確かに、LCCは基本的に観光客の利用が多く、ビジネスマンは多くないです。仁川でも十分に需要はあるので、LCCのコスト面を考えれば、そちらの方が合理的でしょう。ただ、金浦を使うことで「短期旅行者や利便性重視の観光客」にアピールできるのは大きな強みになりますね。

おそらくピーチとしては、
1.「LCCなのに金浦!」という話題性を作る
2.短期旅行者向けの需要を開拓する
3.仁川ではなく金浦を選びたい層(時間節約)を取り込む
という狙いがあるのかもしれません。

初心者
この就航でビジネスマンが増える可能性はありますか?
専門家役
ビジネスマンの利用は多少は増える可能性があると思いますが、大幅な増加は期待しにくいかもしれません。

時間帯が合わない可能性
ー便数が多くないのでFSCに比べて柔軟なスケジュールが組めない

変更・キャンセルがしにくい
ーFSCのように柔軟に変更・キャンセルできないLCCは使いづらい
ー直前変更できないなら、結局FSCを選ぶケースが多いかもしれない

増える可能性も
ーLCCでも金浦なら使う新たな層の発掘
ー短期出張の人にはメリットがある

結局、メインは観光客になりそうですが、金浦ならビジネスマンが多少は使う理由ができるのは確かですね。

初心者
ピーチの金浦便と、FSCの仁川便ならどちらが良いでしょうか?
専門家役
総合的に見て、ピーチの金浦便の方が優位ですね。理由は、「安さ × 便利さ」のバランスが取れているからです。

価格面でピーチが圧勝
ーFSCの仁川便は、LCCよりも価格が高いことがほとんど
ー特に直前予約や繁忙期は価格差がかなり開く

目的地への移動時間
ーソウル中心部なら金浦の方が30分以上早く着ける
ー出発時も金浦ならギリギリまで滞在できる

快適性が重要視されない
ー2時間ならLCCの狭い座席でも十分耐えられる
ーこの路線なら機内食が必要ない人も多い

LCCの欠点は「空港が遠い」「時間がかかる」ことでしたが、金浦ならこの弱点が解消されます。「安くて」「早く市内に行ける」なら、FSCの仁川便を選ぶ理由があまりなくなります。

初心者
関空の場合、ピーチは第2ターミナル発着なので、時間的なメリットが少なくなる気がしますが...
専門家役
確かに、関空の第2ターミナル(T2)発着がデメリットになるのは事実ですね。電車で直接行けなかったり、無料のシャトルバス(約7〜9分)で移動が必要です。それでもピーチの金浦便はおすすめです。

トータルで時間の節約
ー関空T2での移動時間は、余裕を見て20〜30分のロス
ーただ、金浦到着後にソウル市内へ行くのに30分以上短縮される

現地での滞在時間は長い
ー日本での移動時間は伸びるが、現地での移動時間は短縮
ー帰国日も少し時間の余裕ができる

初心者
最後に、ピーチの金浦就航について言及しておくことはありますか?
専門家役
ピーチはもともと関空〜仁川に就航していましたが、今回わざわざ金浦に就航するので、LCCの中でも利便性を重視してくるのかもしれません。さらに、中部〜金浦という意外な路線も開設されたので、次にどのような路線を開設するのか注目です。

また、これまで金浦は大韓航空・アシアナなどのFSCが主流でしたが、ピーチの就航で価格競争が起きるかもしれません。更に言うと、韓国のLCC(ジンエアーやティーウェイなど)も金浦への参入を狙う可能性があります。日韓路線のFSCとLCCの棲み分けが崩れる可能性があります。

LCC、しかも日本のピーチが金浦空港に就航するのは意外であり、競争の激しい韓国系のLCCよりも攻めた路線開設をしてきた。利用者にとっては選択肢が増えることは嬉しいことであり、今後の日韓路線にも影響を与えるかもしれない。

まとめ

今までLCC=仁川というイメージが崩れることになり、金浦という時間重視の路線が開設される。これができることにより、ビジネスマンに新たな選択肢が増え、1泊2日など短期で旅行する人にも使いやすい路線となる。関空~金浦線は価格競争が期待でき、中部~金浦線はアクセスが向上される。
ソウル中心部へ近い金浦へ!
▶ ピーチの詳細

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