ヨルダンは、まだまだ馴染みのない旅行先なので、どうやって行くかは気になるところですね。現状、日本からヨルダンへの直行便は運航されていません。必ずどこかの都市を経由して行く必要があります。

代表的な経由地
・ドバイ：エミレーツの羽田・成田・関西便ドバイ→アンマン
・ドーハ：カタール航空の成田・関西便ドーハ→アンマン
・イスタンブール：ターキッシュの成田・関西便 IST→アンマン

航空情報
・所要時間：16~18時間程度
・航空券代：15万円程度が目安

ヨルダンについて
・英語は概ね通じるがアラビア語が基本なので挨拶程度は覚えておく
・外務省の安全情報をチェック。中東地域は情勢が変わりやすいため
・通貨はディナール。クレジットカードも使えるが現金が必要な場面も
・暑く乾燥している。逆に夜は冷えるので羽織るものを

初心者

どのルートがメジャーですか？

専門家役

王道はドバイ経由とドーハ経由です。ドバイが最も大きな空港なので需要が大きいですが、ドーハもJALが就航しているので、ツアーはこちらが使われることも多いです。

ドバイ経由
・エミレーツが羽田・成田・関空から毎日直行便を運航
・ドバイ～アンマン便も本数が多く接続がスムーズ

ドーハ経由
・ドーハまではカタール航空かJALを選べる
・どちらも世界最高峰の評価を受ける航空会社

その他
・アブダビ経由は便数がやや少ない
・イスタンブール経由も王道2ルートに比べるとマイナー

初心者

ヨルダンはイスラエルの隣なので、成田からエルアル航空を使うルートはどうですか？

専門家役

ヨルダンはイスラエルのすぐ隣なので、直行便が充実してそうですが、逆に近すぎるため空路は存在せず、陸路での移動となります。

背景
・イスラエルとヨルダンは国交はあるが航空便の運航は限定的
・テルアビブとアンマンは直線距離で1時間もかからない

陸路での移動
・国境手続きに時間がかかる場合がある
・中東情勢次第で入国条件やセキュリティが変わりやすい
・荷物検査や質問が非常に厳しいこともある

イスラエルも一緒に回りたいならエルアル航空ルートもありですが、純粋にヨルダンだけ行きたい場合は、ドバイ／ドーハ経由のほうがスムーズで手続きも楽です。

初心者

万博では砂漠の砂が注目を浴びました。これは体験できますか？

専門家役

はい可能です。ヨルダンで砂漠の砂を体験するなら、なんといってもワディ・ラムが代表格です。

ワディ・ラム（紅い砂漠）
・アンマンから南へ約4時間
・アカバ（紅海）に近い場所にある広大な砂漠
・スター・ウォーズやオデッセイのロケ地になった
・赤い砂と奇岩が広がりまさにヨルダンの砂漠を体験できる

体験できること
ラクダ乗り：伝統的なスタイルで砂漠を散策
サンセット＆サンライズ：赤い砂に染まる夕陽・朝陽は圧巻
ジープサファリ：砂漠を疾走しながら岩山や砂丘を巡る
サンドボーディング：砂丘を滑り降りるアクティビティ
キャンプ宿泊：砂漠にあるベドウィン式キャンプで星空の下に宿泊可能

本格的に砂漠を体験するならワディ・ラムが一番おすすめです。砂を歩く、触る、滑る、夜は砂漠で星を見る、というフル体験ができます。

初心者

もう一つ、有名な死海についても教えて下さい。

専門家役

死海はヨルダンでも特に人気の観光スポットです。浮遊体験や泥パックが有名です。

死海の場所と行き方
死海はアンマンから車で1時間程度
アクセス：タクシー／配車アプリ／現地ツアー／レンタカー

体験できること
浮遊体験：塩分濃度が非常に高いため体が浮く
死海の泥パック：リゾートホテルやスパでトリートメント

注意点
粘膜・傷口にしみる：塩分が強いため目や口に入ると激痛
滞在は短時間：長時間入ると肌に負担がかかるため浮遊は15分程度
シャワー必須：上がったらすぐに真水で洗い流す
日差し対策：砂漠気候なので日焼け止めや帽子は必須

手軽に楽しみたいならアンマンから日帰り、贅沢に味わいたいなら周辺のリゾートホテルに1泊が良いです。お土産に死海の泥パックや塩を使ったコスメもどうぞ。

初心者

ヨルダンの周りは紛争が起こっている国もありますが、安全性はどうでしょう？

専門家役

ヨルダンは地図で見ると、イスラエル・シリア・イラク・サウジアラビアと国境を接しており、周辺情勢を考えると「大丈夫かな？」と思う人は多いです。

安全性・治安
・ヨルダンは中東の中では比較的安定している国
・アラブ世界のスイスと呼ばれるほど
・危険なのは国境地帯や一部の治安不安地域
・死海、ペトラ、ワディラムなど主要観光地は基本的に安全

注意すべき点
デモや政治集会：集会や人だかりは避けるべき
テロのリスク：周辺国と比べるとほぼ起こらない

外務省の情報
アンマン、死海、ペトラ、ワディラムなど観光地 → 十分注意レベル
シリア・イラク国境付近 → 渡航中止勧告または退避勧告レベル

つまり首都のアンマンと定番の観光地さえ巡るのであれば、過度に心配する必要はありません。不安であれば旅行会社のツアーで申し込めばしっかり配慮されたプランで巡れます。

初心者

最後にヨルダンへ行くにあたり注意点を教えて下さい。

専門家役

ヨルダンはイスラム教国でありながら、観光客に比較的寛容な国ですが、やはり文化や宗教的背景を尊重することが快適な滞在につながります。

1. 服装
男性：短パンやタンクトップは避けた方が無難
女性：肩・膝を隠す服装が望ましい

2. ラマダン期間
・日中は飲食や喫煙を人前で行うのはマナー違反
・レストランも昼間は閉まることが多い

3. お酒
・イスラム教徒は飲酒しないがホテルやレストランでは提供される
・飲酒は観光客エリアやホテルにとどめるのが安心

4. マナー
・人を撮る場合は必ず許可を得ること。特に女性や子供は注意
・左手は不浄とされる文化があるため食事や物を渡す際は右手を使う

ヨルダンはイスラム教国の中では観光客に優しい国ですが、服装に気をつける、ラマダンの習慣を尊重する、公共の場での飲酒やスキンシップを避けるといった文化的配慮をすることが好ましいです。

ヨルダンへは乗り継ぎで行く必要があり、メジャーなのはドバイorドーハ経由となっている。首都のアンマンから1時間程度で行ける死海と、4時間程度のワディ・ラムが人気の観光スポット。治安は比較的良いとされている。

まとめ

万博でヨルダンを知った人も多く、注目を浴びた砂漠の赤い砂は。ワディ・ラムで体験することができる。同様に、死海スパも周辺のリゾートホテルなどに宿泊することで浮遊体験と一緒に楽しむことができる。どちらもアンマンから移動が必要なので、手配が面倒や不安に感じるなら、全てセットになったツアーを使えば安心だ。

砂漠も死海も満喫できる！

▶ ヨルダンツアー

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