カンタス航空とジェットスターどちらがいい？オーストラリア旅行のおすすめ

どちらが良いかは、快適さやコスト、荷物量など、重視するポイントによって選択が変わります。それらを比較していきましょう。


総合的な安心感と快適性ならカンタス航空が良いです。特に、長時間の飛行、乗り継ぎ、荷物、旅疲れなどを考えると、サービスがしっかりしている方が精神的にも楽です。ジェットスターはとにかく安くを求める人に向いています。

正直に申すと、日本〜オーストラリア間の長距離フライトでは、ジェットスターはきついです。LCCは短距離が基本なので、10時間は多くの人にとってつらいと考えられます。

ジェットスター国際線
・シートピッチは約76cm
ーこの広さで10時間は思った以上に体にこたえる
・機内エンタメが基本なし
ースマホなど持ち込みで見るしかなく飽きやすい
・機内食・ドリンクが有料
ー持ち込めるが空港内で買う必要がある

一方のカンタス航空は…
・数センチ広いだけだが確実に違いを感じる
・機内食・ドリンク・映画・毛布など全て込み
・定時性・信頼性が高く遅延や欠航の対応も安定

10時間前後のフライトを快適さ込みで考えるなら、カンタス航空の方が断然おすすめです。ジェットスターは、安く行けるメリットはありますが、体力的にきつい・追加料金が意外と高くつく、という声が多いのも事実です。

その点は多くの旅行者が感じているところで、10時間近いLCCフライトの後は、想像以上に疲れが残るとされています。

狭さ・リクライニング制限
ジェットスターの787は、エコノミーのシートピッチが約76cmで、フルサービスキャリア（カンタスなど）の79cmより わずか数センチ狭いだけですが、この差は大きく影響します。膝が前の座席に当たる・姿勢を変えづらい・足を組めないなど、じわじわ疲労が溜まる原因です。

機内サービスが少ない
食事や飲み物が有料のため、機内での水分補給を我慢しがちになり、毛布・枕も有料のため夜行便で眠れず体が冷えることもあります。また、機内エンタメが有料なので退屈しやすく、時間が経つのが遅く感じ、ストレスが溜まる原因にもなります。

睡眠の質が悪い
座席のリクライニングが浅く、背もたれが硬いことが多いため、ぐっすり眠れずウトウトしただけという状態で到着する人が多いです。寝不足＋乾燥した機内＋体のコリ＝現地到着時にどっと疲れるという流れになります。

到着後の影響
到着後すぐに観光を始めようとしても、頭がぼんやりする、体が重く、動きが鈍くなる。結果として、1日目をほぼリカバリー日として過ごす羽目になることも多いです。

10時間前後のLCCフライトは「安く行ける代わりに、翌日1日は体力を持っていかれる」と考えるのが現実的です。特に観光・アクティブな予定が詰まっているなら、快適さ重視でカンタス航空を選んだ方が旅全体が充実します。

5万円の差は決して小さくない金額です。それでも観光重視の旅なら、カンタスを選ぶ価値は十分にあります。

夜行便で疲れない価値は高い
・カンタスなら到着後すぐに観光を始められる可能性がある
・ジェットスターなら疲れて1日目をリカバリーで使ってしまう

追加料金で差が縮まる
・預け荷物：往復で1〜2万円
・座席指定や食事：数千円〜1万円
・成田空港までのアクセス
・合計すると2〜3万円くらいしか差がないことも

安心感と柔軟性
・カンタスは遅延・欠航時のサポートがしっかりしている
・ジェットスターはLCCなのでトラブル時の補償が限定的

逆にジェットスターが合理的な場合
・長期滞在（1〜2週間以上）で到着日が潰れても問題ない
・現地で宿泊や遊びにお金をかけたい
・荷物が少なく追加料金を抑えられる
・フライトの快適さにこだわらない

私がオーストラリアへ行くなら、カンタス航空を選びます。理由は単純に、旅の始まりを我慢の時間にしたくないからです。

1. 飛行機は寝る場所でもある
日本〜オーストラリアは約9〜10時間。しかも夜行便で、飛行機がその日のベッド代わりになるわけです。ジェットスターでも行けないことはありませんが、せっかく来たのに初日から休みたい...となる可能性もあります。現地に着いてすぐ動ける...これが旅全体の満足度を大きく左右します。

2. 大人なら安心と余裕
大人の旅行では少しの不便がストレスになります。LCCの追加料金や、成田への移動時間、遅延時の対応など、"安く済んだけどなんだか落ち着かない"という感覚になりやすいです。カンタスなら、食事や飲み物、映画まで全部含まれていて、あとは寝るだけという安心感があります。

3. 旅は到着してからが本番
LCCで疲労した状態で現地に着くと、最初の1日がリカバリーに消えてしまいます。フルキャリアサービスとLCCとでは、旅の立ち上がりがまるで違います。

これらのことから「節約して行く」よりも、「気持ちよく行き最初から楽しむ」をおすすめします。