ルクセンブルク旅行
どのようにして行きどこを観光するか
ルクセンブルクというと1人当たりのGDPで首位に立ち、何となく裕福な国というイメージがある。一方で、周りで旅行したという話はあまり聞かず、実態がよく分からない人がほとんどだろう。昔ながらの街並みが残るルクセンブルク。果たしてどのようにして行き、どう観光するのか見ていく。


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ルクセンブルク旅行 専門家役の解説 まとめ

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ルクセンブルク旅行

まず、ルクセンブルクという国は人口が60万人しかいない(島根県と同程度)。これが1人当たりのGDPが高くなる要因で、同じく小国といわれるシンガポールでも500万人おり、経済規模が全く違うのでも街並みも大きく異なる。高層ビルが立ち並ぶ経済都市をイメージして行くと期待が外れる。

場所はドイツとフランスに挟まれたヨーロッパの中心エリア。もちろん日本からの直行便はないので、乗り継ぎが必要となり、有力なのはドイツのミュンヘンかフランクフルトになる。ツアーもルクセンブルク単体では用意されておらず、ドイツ・オランダ・ベルギーなどとの周遊で組まれている。
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海外旅行や航空会社に詳しい専門家役に、ルクセンブルク旅行について教えてもらう。これは膨大なデータや口コミから回答されているので、スペシャリストと同様に参考にできる。

初心者
ルクセンブルクへ行ってみたいのですが、どのようにして行けば良いのですか?
専門家役
日本からルクセンブルクへの直行便は現在ありません。そのため、ヨーロッパの主要都市で乗り継いで行くのが一般的です。

1. ドイツ経由
・フランクフルトorミュンヘンから入る
・飛行機で約50分(ルフトハンザ)
・フランクフルトから電車で約3時間(ICE)

2. パリ経由
・パリからは電車の方が一般的
・TGVで約2時間半

3. ブリュッセル経由
・成田からブリュッセル(ベルギー)へはANAが運航
・電車で約3時間

ルクセンブルクは鉄道網が発達しており、周辺国からのアクセスは便利です。空港からではなく、電車で入国するのもヨーロッパ旅行らしくて人気です。

初心者
ルクセンブルクの観光について教えて下さい。
専門家役
地図で見るとルクセンブルクは緑が多くて都市が小さいので、「観光する場所はあるの?」と思う人は少なくありません。ですが、コンパクトながらしっかり見どころはあります。

首都・ルクセンブルク市
・世界遺産の旧市街は谷と城壁に囲まれて見事な景観
・ヨーロッパの小さな宝石と呼ばれることもある
・丘の上と下の街(グルント地区)を行き来しながら絶景が楽しめる

自然が豊か
・牧草地や森、公園など緑地が多くハイキングが楽しめる
・ミュラータール地方はリトルスイスと呼ばれる美しい渓谷地帯
・都会を離れて静かな自然を満喫できる

その他
・公共交通が無料で移動しやすい
・治安が良く静かなので安心して歩ける
・初めてヨーロッパへ行く人にも意外とおすすめ

ルクセンブルクは、半日〜1日で観光しやすく、隣国から日帰り旅行にも向いています。午前にルクセンブルク観光、午後はドイツの古都トリーアなんて旅も可能です。

初心者
行くとなるとルクセンブルク市だけだと思うのですが、広さはどのくらいですか?
専門家役
ルクセンブルク市は山手線の内側よりもかなり小さいです。ルクセンブルク市の面積が約51km²、山手線の内側は約63km²なので、かなりコンパクトであり、観光エリアはその半分以下です。

旅行者がよく行くのは、旧市街・グルント地区(谷の下の街)・ルクセンブルク駅周辺で、この範囲は徒歩で30分〜1時間もあれば一周できるくらいの広さです。そのため、主要な観光地は1日あれば十分回れます。

初心者
となると、目的地がルクセンブルクというよりはヨーロッパ周遊やドイツ旅行で寄ってみるというパターンが多いのでしょうか?
専門家役
そのとおりです。多くの旅行者は、ルクセンブルクを旅のメイン目的地ではなく、1日〜2日立ち寄る街という位置づけにしています。

ドイツ旅行の途中で寄る
・フランクフルトやケルン、トリーアなどから鉄道で移動
・1泊または日帰りでルクセンブルク市を観光
・そのままパリやブリュッセル方面へ抜ける

フランス・ベルギーとの周遊
・パリやブリュッセルからTGV・IC列車で2〜3時間
・ルクセンブルクに1泊 → 翌日パリ・ベルギー方面へ移動
・移動日も観光日に変える感覚で寄る人が多い

ヨーロッパ周遊の休憩地点
・小さい街でのんびり過ごす
・治安も良く旅の合間のリラックスに向いている
・ホテル代も大都市より安いことが多い

世界遺産巡りやハイキングを目的にルクセンブルクへ来る人もいますが、多くの人は周遊や近隣国からの立ち寄り型で訪れています。

初心者
ルクセンブルクというとお金持ちのイメージがありますが、経済を求めて行くと拍子抜けしてしまうでしょうか?
専門家役
ルクセンブルクは、1人あたりGDPで常に1位、金融業や国際企業の本社機能も集まる...きっと高層ビルが立ち並ぶ大都会!とイメージしてしまいますが、実際は驚くほど静かで落ち着いた小都市です。

ルクセンブルク市の街並み
・中心部はヨーロッパらしい石造りの低層建築
・建物の高さ制限があるため高層ビルはほぼなし
・「金融都市」というより「歴史ある地方都市」

経済の顔は別の場所
・経済の中心はキルシュベルク地区という郊外エリア
・欧州投資銀行や多国籍企業のオフィス、EU関連機関が集まる
・モダンなオフィスビルや商業施設が並ぶ
・ただしドバイやシンガポールのような派手な高層ビル街ではない

経済都市っぽい景色はキルシュベルク地区にありますが、それでもヨーロッパ的で控えめな金融街といったところです。

初心者
物価はどうでしょう?やはり高いのでしょうか?
専門家役
ルクセンブルクの物価は、ヨーロッパの中では高めですが、スイスほど極端ではなく、観光で訪れる分にはちょっと高級感があるくらいです。

ルクセンブルクドイツスイス
コーヒー3ユーロ2ユーロ5ユーロ
ランチ20ユーロ15ユーロ35ユーロ
ホテル150ユーロ120ユーロ200ユーロ
飲食とホテル代は周辺国よりやや高めです。一方で、交通費が無料なのは旅行者にとって大きなメリットです。

ルクセンブルクへ行くには、隣国のドイツから入るルートが一般的で、飛行機の他に高速鉄道でもアクセスできる。世界遺産に指定されている古い街並みなど、1日程度で観光できるということだ。

まとめ

一度は耳にしたことのあるルクセンブルクという国。小国かつ裕福ということで、シンガポールのようなイメージを持つ人もいるが、実際はかなり落ち着いた街並みで、昔ながらのヨーロッパを体験したい人に向いている。ドイツやベルギー、オランダなどと一緒に周遊するのが一般的だ。
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