台北へはLCC or FSC(チャイナ・エバー)どちらがいい？台湾旅行のベストな航空会社

台北へ行く際にLCC（格安航空会社）とFSC（フルサービスキャリア）のどちらを使うべきかは、旅行スタイルや重視したいことによって変わります。それぞれの特徴をまとめていきましょう。

LCCが向いている
・旅行費用をとにかく抑えたい
・体が小さく足元の狭さが気にならない
・荷物が少なく機内サービスをあまり必要としない
・予算を観光や食事に使いたい

FSCが向いている
・足元の広さやリクライニングで快適性を求める
・機内食や映画を見たい
・荷物が多かったり到着後すぐ観光に向かう予定

費用を抑えて"旅は安く"のスタイルならLCCも十分アリですが、台湾行きの場合フルサービスキャリアが選ばれやすい傾向にあります。

結論から言うと、人によって問題ない、少し辛いの感じ方が分かれる距離です。3時間というのは、短距離ではなく中距離の入り口にあたります。そのため、快適さを重視するならLCCは負担に感じる可能性が高いです。


少しでも不安があるなら、広い席に有料アップグレード、窓側や通路側を選ぶといった対策を取るのが良いでしょう。

台北路線の場合、ソウルほどはっきりLCCがおすすめとは言い切れません。それは、路線特性・距離・旅行スタイルの幅が広いためです。


LCCがおすすめと言えない理由
・3時間が快適性か節約かの分かれ目になりやすい
・旅の目的が幅広く快適性を求める人が一定数いる
・荷物の量が増えやすく手荷物課金で結局FSC並みになる
・FSCとLCCの価格差が小さいことも

台北はLCCが向いている路線ではあります。しかし、ソウルのように多くの人にとってLCCがベストとは言い切れません。判断基準は、3時間をどう過ごしたいか、荷物量、旅の目的の3点です。

わかりました。台北路線はLCCの運航が比較的多く、需要がしっかり存在しています。ただし、利用する客層には傾向があり、FSCとははっきり棲み分けが見られます。

LCCを利用している人
・航空券代を抑えたい
・荷物が少なく受託手荷物が不要～1個
・スマホ、タブレットで過ごせば3時間は苦にならない
・台北に慣れており快適さより価格を重視
・20〜30代前半が多め
・2泊3日程度ならLCCで十分と判断

FSCを利用している人
・ある程度の快適性が欲しい
・スーツケース＋お土産を預けたい
・食事、飲み物を含めてスムーズな旅を求める
・フライトも旅行の一部として楽しみたい
・中高年や夫婦で旅行ならこちらが合っている

台北路線はLCCもFSCもどちらも需要のある路線です。その為、自身がどちらに当てはまるかが重要になってきます。

台北へのLCC3時間の旅は、身長や性別によって感じ方が変わるのか？という視点は重要です。それぞれのケースを見ていきましょう。

女性の場合（160cm）
・概ね許容範囲と言える
・ただし眠りたいやリクライニングしたい場合は辛さも

男性の場合（175cm）
・やや辛く感じる
・膝が前席に当たる可能性あり
・リクライニングの傾きも浅く姿勢は固定される
・当然ながら眠るのは難しい
・3時間経つと軽い腰痛や肩の張りを感じる場合も

男性の場合は快適に過ごすのは難しいと言えます。もしLCCを利用するなら、通路側or足元が広い有料座席を指定しておかないと、疲れが溜まるでしょう。

フルサービスキャリアの場合は「3時間＝映画1本＋機内食でちょうど良い」非常にバランスの良いフライト時間です。この機内サービスがあることで、時間が自然に区切られるという点は、FSCの大きなメリットです。では、LCCでは後悔するのか？時間が長く感じるのか？見ていきましょう。

過ごし方の違い
FSC：映画 → 離陸 → 機内食 → 映画
LCC：基本的に何も起こらない
LCCでは何かを注文しない限りただ座っているだけになります。

後悔しやすいパターン
・何も準備せず搭乗
・中央席になって辛さが増す
・喉が渇いたけど飲み物が注文しにくい
・何も食べずに乗り空腹
・狭さや背もたれの角度がきつく寝れない

LCCは備えが必要
・タブレット or スマホに映画をダウンロード
・イヤホン
・ネックピロー（3時間の体力消耗を大きく軽減）
・小さな飲み物、お菓子
・窓側 or 通路側の有料座席確保

何も準備せず乗るならFSCが圧倒的に楽です。一方で、準備ができるならLCCでもストレスを軽減することは可能です。

私が台北へ行くならフルサービスキャリアを選びます。3時間という距離など、理由がいくつかあるので並べていきます。

1. LCCで3時間は快適とは言えない
LCCでは、映画の準備、飲み物購入、座席指定、ダウンロード作業など前もって用意しておくことが多いため、旅に慣れていたり、飛行機は移動手段と割り切らないと旅の始まりからストレスが溜まります。

2. FSCは3時間がちょうど良い
離陸して30分後に食事、映画を1本見終える頃には着陸という流れなので、旅の始まりとして非常にリズムが良く、台北の空港に降り立った時に自然な状態でいれます。

3. 台北は到着後に動くことが多い
空港から市内まで移動し、そのままチェックインして終わりではなく夜市が始まります。台湾旅行の醍醐味のひとつなので、体力が削られていない状態で着きたいのが本音です。

4. 海外旅行は移動も旅の一部
LCCでは"ただの移動"になりますが、FSCなら"旅の入口"としてワクワク感が加わります。これは国内線でも味わえないもので、その雰囲気も含めて旅の価値になると考えます。

フルサービスキャリアは、何の準備もなく、自然な状態で3時間過ごせるのがポイントです。特に初めての台湾なら選ぶ価値はかなり大きいです。逆にLCCは、何度も台湾を訪れていたり、目的が完全に現地での体験に振り切っているなら、機内は通過点と割り切ることができます。