ターキッシュエアラインズとANAどちらがいい？トルコ旅行・イスタンブール経由

イスタンブールへ行くのに、「ターキッシュエアラインズ」と「ANA」のどちらが良いかは、何を重視するかによって変わってきます。それぞれの特徴を見ていきましょう。

フライトスケジュール
ターキッシュ：成田1便+羽田1便の1日2便→週14便
ANA：羽田から週3便（月・水・土）
便数ではターキッシュが圧倒的に多く、曜日・時間共に柔軟

機材と座席クラス
ターキッシュ：777‑300ERや787‑9など大型機
ANA：787‑8の中型機
どちらもビジネスクラスは1‑2‑1レイアウト、ANAはプレエコあり

サービス評価
ターキッシュ：接客は評価が分かれるが食事は高評価
ANA：世界5つ星認定、いわゆる“おもてなし”品質

乗り継ぎ
ターキッシュ：羽田/成田から出発、欧州など乗継に最適
ANA：羽田から出発、トルコ目的地orターキッシュへ乗継

便数の自由度・ヨーロッパやアフリカなどへ乗り継ぎならターキッシュ、快適な日本品質を求めるならANAが合っています。

総合的な満足度で見ると、ANAの方が高評価だと言えます。特にストレスなく移動したい、日本語が通じる安心感がほしいなら、ANAがおすすめです。

ANAは丁寧さと安心感
日本を代表する航空会社だけあり、清潔感・丁寧な接客・時間の正確さなど、利用者からの評価はとても高いです。2024年のSkytraxでは、アジアで最もスタッフサービスが優れている航空会社にも選ばれており、特に日本人にとっては言葉が通じる安心感が大きなメリットです。

ターキッシュは食が魅力
機内食においてはビジネスクラスにシェフが乗っていたり、焼きたてパンやトルコ料理の提供など、食を楽しむ面ではANAをしのぐと評されることも多いです。ただし、カスタマーサービスの質はやや評価が分かれます。ネット上には「トラブル対応に時間がかかった」という声もあり、ここはANAほど一貫性がない印象です。

一般的に、航空会社を選ぶ際は、満足度の高さが大きな影響を与えますが、今回のイスタンブール線に限っては、その構図が少し変わります。

便数がまったく違う
ANAは週3便に対して、ターキッシュ航空は羽田・成田から毎日運航しており、1日2便体制(週14便)。この差は大きいです。帰国日を柔軟に調整したい、イスタンブールから他都市に乗り継ぎたい、急な出張や予定変更に対応したい、これらの場合は選択肢が多いターキッシュの方が圧倒的に有利で、利用者の満足度も高くなります。

時間帯や接続便の差
ターキッシュはイスタンブールをハブに、ヨーロッパ・中東・アフリカ方面へ非常に強力なネットワークを持っています。早朝便・深夜便も多く、乗り継ぎのしやすさやではANAより柔軟です。一方、ANAは昼着で固定されており、他路線との接続ではどうしても限界があり、うまく組めない可能性もあるでしょう。

サービス品質ではANAに軍配が上がるとしても、実際に使って便利だったという実用面では、ターキッシュが勝つシーンもあるのが現実です。

ANAとターキッシュは、同じスターアライアンスなのは、決して不便というわけではありません。良い点、注意点をあげていきましょう。

基本的な知識
・到着地のイスタンブール空港はターキッシュの本拠地
・ANAで着いた後は多くの場合ターキッシュに乗り継ぎ

良い点
・アライアンスが同じ（スターアライアンス）
・手荷物スルー・チェックイン連携もスムーズ
・イスタンブール空港は乗り継ぎを考えられた新空港
・広くて綺麗、案内もしっかりしていて迷いにくい設計
・ターキッシュのヨーロッパ路線網は非常に広い
・パリ・ローマ・バルセロナ・ロンドンは1〜2時間以内の接続便あり

注意点
・ANAは1日1便のみで昼到着のスケジュール
・夕方以降の便にしか乗れず接続便が翌日になる可能性も
・週3便なので帰国時もその曜日に合わせた旅程設計が必要

スターアライアンスの連携は効いていますが、便数や時間帯の制約がネックになります。短時間で乗り継いで早く目的地に着きたい人は、最初からターキッシュを利用した方がスムーズです。

はい、イスタンブール自体が目的地なら、ANAは十分にありです。ターキッシュよりも快適に使える選択肢だと思います。

日本人向けのスケジュール
行き：朝出発 → 昼着 ホテルへ着くと丁度良い時間
帰り：夕方出発 → 午前着 最終日もトルコを楽しめる

ANAの快適ポイント
・日本語でのアナウンス・機内エンタメなど安心して乗れる
・初めてのトルコ旅行でも行き帰りにストレスがない
・手荷物や食事、機内の清潔さが旅行全体の満足度を向上

イスタンブールが目的地ならANAは良い選択です。ただし、週3便のスケジュールに合う必要はあります。

私ならターキッシュエアラインズを使います。便数が4倍以上違うので、利便性に大きな差があり、また乗り継ぎも考慮するとターキッシュという答えになります。

1. 便数が圧倒的
ターキッシュは羽田・成田の両方から毎日便が出ていて、しかも時間帯も選べる。「朝に到着してそのまま観光したい」「帰国便は深夜がいい」といった希望にも対応できます。

2. 乗り継ぎも便利
ターキッシュの「乗継力」は大きな魅力です。イスタンブールからヨーロッパ・中東・アフリカなど、短時間で多くの都市へ移動できます。しかも、ストップオーバー（イスタンブールでの数日滞在）制度を使えば、トルコも他国も両方楽しめます。

3. 機内体験を旅の一部に
ANAの安定感は素晴らしいですが、ターキッシュの機内食やラウンジ、トルコの文化的ホスピタリティには、異国にいる感じがあり、旅行気分が高まります。特に、トルコ料理をあまり体験したことがないなら、機内食がワクワクするイベントの1つになります。

旅を安心して、穏やかに楽しむならANAですが、せっかくイスタンブール乗り継ぎを選ぶなら、乗り継ぎの便利さや異国感を味わえるターキッシュも良いのではないでしょうか。