ハワイへはJALで行くANAで行く？両者の違いや特徴・A380の魅力・おすすめは

JALとANAはどちらも質の高いサービスを提供しています。どちらが良いかは、重視する点によって変わるので、特徴を見ていきましょう。

便数・発着地の多さ
JAL：羽田・成田・関空・中部から直行便あり
ANA：成田・羽田からのみ運航

使用機材
JAL：多くの便で787を使用
ANA：成田は超大型機のA380、羽田は787

サービス・機内食
JAL：ハワイ仕様のサービスも用意
ANA：A380は完全にハワイ仕様でエンタメ性や話題性あり

日本各地から出発でき、安心感や和のおもてなしを感じられるのはJAL。子ども連れや安さを重視したいならANAが合っています。

結論から言うと、満足度は高く十分期待に答える内容です。特徴やクラス別の評価、そしてデメリットも見ていきましょう。

全体の特徴
・機体が大きく2階建て、搭乗そのものが非日常体験
・機内がハワイ仕様で子供連れや観光客に大人気
・記念グッズもあり、乗ること自体が目的になる

ファースト ★★★★★
・非常に評判が高く、個室空間と高級機内食でハワイへ
・成田の「ANA SUITE LOUNGE」も利用可
・リピーターも多くJALよりも贅沢感があるとの声も

ビジネス ★★★★☆
・1-2-1配列で全席通路アクセス
・座席は完全フルフラットで食事やサービスも安定

プレエコ ★★★★☆
・シートピッチが広く足元の余裕に満足の声
・専用チェックインカウンターや優先搭乗などサービスも良い

エコノミー ★★★★☆
・機内が明るくハワイらしい雰囲気
・シートピッチは十分でモニターも大型
・カウチシートは家族連れに好評、横になって寝られる

デメリット
・成田発着のみ（首都圏以外からはかなり使いにくい）
・満席になると入国審査や手荷物受け取りが混雑しやすい

ANAのA380は、乗ること自体が旅の思い出になる特別な体験ができます。特に初ハワイや家族旅行におすすめです。

JALのハワイ線は外観は普通でも、中身やサービスはしっかりハワイ仕様です。ただしANAのA380ほどの特別感はありません。

機材と外観
・使用機材は基本的に787
・A380のような見た目のインパクトはない

ハワイ仕様サービス
・機内食がハワイ限定メニューにアレンジ
・ロコモコやハワイアン風料理などが提供されることも
・機内BGMや映像にハワイの雰囲気
・搭乗時にウクレレの音楽が流れるなどささやかな演出
・CAさんの装いも一部ハワイテイスト
・髪飾りやスカーフにハワイっぽさを取り入れていることも

サービスの質
・JALらしい丁寧なおもてなしは健在
・ANAに比べて安心感・落ち着き・静かな旅を好む人に好評

外観の派手さはなく、機内の特別感は控えめですが、ほんのりハワイらしさを感じることができ、小さな子供連れでなければ、こちらの方が落ち着きがあり良いでしょう。

ANAは成田をメインにしていますが、羽田便も設けています。こちらをJALの羽田便と比較していきましょう。


羽田便はJALにやや軍配
・便数はJALの方が多い(ただし出発時刻はほぼ同じ)
・ANAの羽田便は普通すぎてA380とギャップが大きい

大きな差はないですが、比較するとJALの方がやや条件は良いです。また、今後もA350の投入などが考えられますが、ANAは成田の客がこちらに移動してしまうので、あまり力は入れられないでしょう。

成田発はANAがA380を前面に出しており、JALは明らかにインパクトで劣勢です。それでもJALが成田便を継続しているのは、戦略的かつ実務的な理由があります。

国際線ハブとしての役割
・成田は東アジア・東南アジア・北米の乗り継ぎ拠点
・ハワイ便もここに置いて接続性を確保
・ハノイやバンクーバー→成田→ホノルルのような需要

ツアー向けの便
・JTBやHISの旅行会社向けに成田便を提案
・人気のJALでも成田発なら価格を抑えたプランが可能

羽田枠の制約
・羽田の国際線枠は限られておりハワイ線を全て集約できない
・時間帯や機材配置の都合から成田にも便を残す必要がある

落ち着いたJALで行きたいが、費用を抑えたい場合は成田便を利用するのがおすすめです。ある程度の需要があることから、繁忙期には2便体制に強化もされています。

その場合は、直行便のJAL一択に近いです。利便性が明らかに高く、わざわざANAの成田便を選ぶ意味は無いと言えます。

空港移動のストレス
・関空・中部から羽田→成田へ移動、最低でも5〜6時間必要
・特に帰りが厄介、疲れているのに空港間移動が必要＋荷物が重い
・ハワイ滞在中も「成田から羽田へ移動…」というストレス
・リムジンバスは1人3,000円以上でこれを家族分

ANAをあえて選ぶケース
・フライングホヌに強い憧れがある
・ファーストクラスで非日常体験をしたい

空港移動が最大の焦点で、関空や中部からそのまま帰宅できるJALに対して、ANAは本来必要のない成田→羽田or品川→大阪・名古屋という移動が必要になります。純粋にハワイ旅行を楽しみたいなら直行便になります。

私がハワイへ行くなら、JALを選びます。これは首都圏在住でも羽田の方がアクセスが良い、もしくは関空or中部が最寄りという条件です。

空港の選択肢が柔軟
ANAはA380に乗りたければ成田のみ、羽田便は補助的。対するJALは、羽田2便に関空、中部からも直行便を運航しており、自分に合った空港を選べます。旅行中も「帰りが大変だな…」というストレスが頭にあるのは、旅の大きな損失なので、この点ではJALの方がスッキリします。

機内の快適性は確実に高い
ANAのA380はたしかに特別ですが、JALの787も地味ながらも、全席がゆとりある座席幅、安定の静音性、照明・空調の柔らかさがあり快適です。エコノミーも2-4-2配置で圧迫感が少なく、体への負担が明らかに違います。

ハワイらしさがちょうどいい
ANAのA380はハワイっぽさを全力で押し出しています。これは楽しいですが、帰国便ではやや疲れるという声もあります。JALは、アロハ風の音楽や軽い演出、ハワイ路線専用のアメニティ、落ち着いた機内サービスなど、あくまでJALらしい品のあるハワイ感があり、心地よいです。

移動の楽さ＋旅の快適さ＋落ち着きあるホスピタリティ、この3点を重視した結果です。ANAのA380は話題性や映えでは魅力的ですが、旅の全体像を通して見たとき、私はJALの方がバランスの良い選択だと思います。

はい、帰りは見落とされがちですが、旅行全体の満足度を大きく左右する要素です。行きは疲れがない状態かつ、楽しみが勝ちますが、帰りは状況が全然違います。

帰りは負担が重くなる
・早朝便で睡眠不足気味
・子ども連れならなおさらバタバタ
・お土産や荷物が増えて移動がしんどい

旅行中ずっと頭をよぎる
・成田から羽田までの移動面倒だぁ…
・バスが混んでてたらどうしよう…
・乗り継ぎ時間大丈夫かな…
・お盆や年末年始なら移動中も人でいっぱい…

すんなり帰れることは重要
・最寄りの空港に帰れることはストレスを最小限に抑える
・間に日本の移動が入らずハワイ気分で帰宅
・家に帰って休憩もいち早くできる

多くの人は、行きの“華やかさ”に目を奪われがちで、帰りに関しては旅行中に考え始める人が多いです。そこで面倒だと感じ始め、実際に疲れきった状態で空港移動をする羽目になります。

そうですね。ANAが優勢になるのは、特定の条件が揃っているケースに限ります。その為、先ほどの回答でも総合的にはJALを選びました。

成田へのアクセスが良い
・千葉、茨城、成田線沿線などに住んでいる
・車で成田まで行って空港駐車場を使う

A380が響くファミリー
・子供が乗りたいと言っている
・A380を家族旅行の一部として考えている
・写真やビデオで子供の思い出として残したい

ANAのA380が真に活きるのは「成田前提で旅が完結する人」や「子ども中心の家族旅行」などに限られます。あとは、SNSでいいねを貰いたいなどの理由もあるかもしれません。