大学生のうちに海外旅行はしておくべき？何年生に・アジアor欧米・メリットは

はい、大学生のうちに海外旅行をしておくことはおすすめです。いくつものメリットがあるので紹介していきましょう。

1. まとまった時間が取りやすい
社会人になると長期の休みは限られます。大学生のうちは春休み・夏休みなど長期休暇があるため、余裕をもって旅行の計画が立てられます。

2. 視野が広がる
海外に行くと、文化・価値観・生活習慣の違いを肌で感じられます。これは教室の授業だけでは得られない経験で、考え方の幅が大きく広がります。

3. 自分に自信がつく
言葉や環境が違う中で移動したり、人とやりとりしたりする経験は、想像以上に自信になります。将来の就活や仕事にもプラスになることがあります。

4. 友達との思い出が濃くなる
学生の仲間と一緒に行く旅行は、何年たっても話題になるような特別な思い出になります。

5. 予算面も工夫しやすい
LCC（格安航空会社）や学生割引をうまく使えば、社会人になってからよりも安く行けるケースも多いです。

もちろん無理に行く必要はありませんが、時間と少しの勇気があるなら、学生時代はとても良いタイミングです。

多くの学生が「いつ行くのがベストか」で悩みます。結論から言うと、おすすめは2年生の夏〜3年生の春です。

1年生
◯時間が比較的ある
×生活に慣れていない
×資金が少ない
→ 初海外にはちょっと早いと感じる人が多いです。

2年生
◯大学生活にも慣れ貯金も作れている
◯友達と予定が合わせやすい
◯国内旅行も経験し次は海外へ
→ 2回生の夏休み・春休みは初海外にちょうどいい時期です。

3年生
◯経験もお金も増えている
×就活が本格化する
→ 前半はまだ行きやすいですが後半は就活で難しいです。

4年生
◯卒業旅行で行く人が多い
×卒論や進路準備で時間が限られることも
→ 卒業前の最後の旅行としては良いですが初海外としては遅いです。

ですので、2年生の夏休みか春休みが一番余裕があり、友達と計画も立てやすいタイミングです。余裕があれば、そのあと3年生で2回目の海外旅行にも行けます。

初海外は多くの場合、東アジアがおすすめされますが、大学生という好奇心と行動力がある時期だからこそ、欧米を目指すのも大いにありです。

東アジア（韓国・台湾・香港）
◯航空券が安く所要時間も短い
◯日本語が少し通じる場所もある
◯物価が比較的安い
◯初めてでも移動・宿泊・食事が分かりやすい
×異文化体験としては物足りない

アメリカ
◯規模が大きくエンタメや観光が豊富
◯英語を使うので語学の実践にもなる
◯男子学生からの人気が高い
×航空券・滞在費ともに高い
×都市によっては治安の注意が必要

ヨーロッパ
◯海外に来たという実感が強く文化体験の濃度が高い
◯町並みや建築、歴史が豊かで非日常感が大きい
◯男女問わず行ってみたい場所
×航空券が高い
×直行便でも12時間かかる
×スリなど軽犯罪に注意が必要

たしかに、初海外をアジアにした結果、「飛行時間＝4時間以内」「旅費＝10万円以内」が"感覚の基準"となるケースは少なくありません。

その結果、「ヨーロッパは遠い・高い」「アメリカは準備が大変そう」「アジアで十分楽しめるし…」といった考えになりやすく、結果として社会人になっても、行き慣れたアジアで完結してしまう人は多いです。

一方で、最初に欧米へ行っておくと、その後の海外旅行のハードルが下がり、むしろアジアが「手軽な近場」に感じられるようになります。また、格安航空券で何度も乗り継ぐ体験は、体力のある学生のうちしかできないともよく言われます。

それも大きなポイントです。大学生は、旅行会社・航空会社の「お得対象」になりやすい時期なので、これを活用するのはおすすめです。

旅行会社の学生限定割
・JTBやHISなどの旅行会社が春や夏に実施
・学生限定のクーポン(最大3万円割引など)
・29歳以下にパスポート取得補助
・現地SIMやWiFiも特別価格で

航空会社のユース割引
・25歳以下・学生向けの割引運賃
・JALやANAの20代クレジットカードなど

こうしたキャンペーンは、春休み（2〜3月）や夏休み（7〜9月）に合わせて集中するため、1〜2か月前の情報チェックがカギです。学生証1枚でかなりお得になることもあります。

多くの大学生が最初に海外へ行くときは友達と一緒ですが、1人で行くのも全くおかしくありませんし、むしろメリットもたくさんあります。

友達と行くメリット
◯不安を分け合える
◯何かあったとき助け合える
◯食事や観光を一緒に楽しめる
◯計画をシェアできるので安心感がある
×行きたい場所やスケジュールが合わない
×ちょっとしたことで気を遣う
×行動が制限されやすい

一人旅のメリット
◯行きたい場所や時間を自分で決められる
◯現地の人との交流が増える
◯自立心と行動力が一気に伸びる
◯一人で乗り越えた経験が自信になる
×トラブルを自分で対処しなければいけない
×移動や宿泊を不安に感じやすい人には不向き

大学生の一人旅は、世界的に見ても珍しくありません。観光都市は一人旅行者も多いため、むしろ自然な光景で、特に東アジアやヨーロッパの観光都市は一人旅との相性がとても良いです。

たとえ海外にあまり興味がなくても、大学生のうちに一度は行ってみる価値は高いです。理由は、将来の選択肢を広げる、自分の価値観を確かめるという点にあります。

1. 自分の世界の基準を持てる
・交通や生活習慣の違いを知れる
・働き方や考え方の多様性が理解できる
・それが就職や進路を考える時のヒントになる

2. 興味がなくても気づきは得られる
・想像以上に快適だった想像と違って楽しかった
・いや国内旅行で十分だと思った
・このように自分の感性を今まで以上に明確にできる

3. 大学生は試せる最後のタイミング
・社会人になると休みが限られる
・その為ちょっと試してみるという気軽さが失われる
・何事も早い方が良いはまさに大学生のタイミング

4. 経験は必ず活かされる
・就職活動の話題になる
・海外出張や留学などの話に抵抗がなくなる
・世界情勢のニュースが少し身近に感じられる

つまり、海外旅行は「好きだから行くもの」でもありますが、「一度試しておくと、人生の軸が太くなる経験」でもあります。1回だけの体験が将来じわじわ効いてくることは多々あります。