ドーハへはカタール航空とJALどちらがいい？設備や快適性｜東京発(羽田・成田)

ドーハへ行くのに、「カタール航空」と「JAL（日本航空）」のどちらが良いかは、何を重視するかによって変わってきます。それぞれの特徴を踏まえて考えてみましょう。

運航時間・利便性
ーどちらも夜発で早朝着の便なので大きな違いはない
ーカタールは自社拠点なので利便性◯
ーJALは羽田発なので都内からのアクセス◯

快適さ・機材
カタール：ビジネスクラス「Qsuite」は世界的評価が非常に高い
JAL：清潔で快適な座席・日本的サービスが魅力

機内サービス
カタール：中東系ならではの豪華さ・世界的評価のホスピタリティ
JAL：日本語対応完璧・和食あり・日本人CAの安心感

快適さ・機材
スムーズなトランジット・ビジネスクラス→ カタール航空
羽田発の利便性・日本人スタッフ・日本語→ JAL

東京~ドーハ線で両社を比較すると、ハード面はカタール航空、ソフト面はJALとなります。


カタール航空の口コミ
「ビジネスクラスが過去最高だった」
「エコノミーでも意外と座席広いし快適」
「食事のクオリティがエコノミーでも高かった」
「CAがフレンドリーで洗練されている」
「英語が苦手だと少し不安」
「中東の入国・トランジットがやや緊張した」

JALの口コミ
「とにかく日本語対応が安心」
「サービスの丁寧さが際立つ」
「和食が美味しい」
「羽田発でアクセスが良い」
「カタール航空と比べると新しさ・豪華さはやや劣る」
「値段が高めになることがある」

総合的・国際的な評価ではカタール航空が上で、特にビジネスクラスの満足度が高いです。一方で、日本人旅行者の安心感・信頼度はJALが優勢です。初めての中東行きや海外旅行が不安な人に良いでしょう。

JALのエコノミークラスは「世界最高レベル」と称されることもあり、座席の広さや快適性には定評があります。一方、カタール航空はビジネスクラスばかり注目されがちで、エコノミーの評価があまり知られていません。

1. 座席の快適さ → JAL
JALのスカイワイダーシリーズは、他社と比べて足元が非常に広く、10時間乗っても疲れにくいと日本人旅行者から高評価です。カタール航空は、機材によってはやや狭く感じる場合もあります。

2. 食事・サービス → 好みだがJAL
JALは和食が選べ、日本語対応で安心感あり。カタール航空は中東系メニューや多国籍な味で評価されますが、味の好みが分かれるという声も。

3. 接客・ホスピタリティ
JAL：静かで丁寧、日本的な察しの文化
カタール航空：フレンドリーだがスタッフにより差がある

JALの口コミ
「足元広くて驚いた」
「機内食も美味しく、日本語で安心して過ごせた」
「長時間でもあまり疲れなかった」

カタール航空の口コミ
「普通に快適だけど、期待しすぎたかも」
「悪くはないが、Qsuiteの評判が強すぎてエコノミーは印象が薄い」
「食事は美味しかったが、座席が少し狭いと感じた」

ドーハまでエコノミー利用なら、JALの方が満足度が高い可能性が高いです。特に長時間フライトで快適性を重視したい、日本語対応で安心したいならJALが明確に優位です。

ドーハを利用する多くの旅行者は「乗り継ぎ（トランジット）」目的です。そのうえで、カタール航空でドーハ経由 vs JALでドーハ経由には、いくつか明確な違いがあります。

ドーハ利用者の9割以上は乗り継ぎ
ドーハは中東の都市ですが、観光・ビジネス目的で訪れる人は少数派で、多くの利用者はヨーロッパ、アフリカ、中東の他都市への乗り継ぎ目的です。

カタールとJALの乗り継ぎ体験

カタール航空だけで完結
・最初から最後まで機内サービス・システムが一貫
・乗り継ぎ便の選択肢が豊富でスケジュールの柔軟性が高い
・一部セール運賃が安く設定されることがある

JAL＋カタール航空で乗り継ぎ
・羽田発で出国時の利便性
・日本語対応で安心感が圧倒的
・初めての中東経由でもストレスが少ない

もし初めての長距離フライトなら、JALで出発→ドーハからカタール航空は良い選択です。一方、航空券を一社でまとめてシンプルにしたい、安くしたいならカタール航空のみで手配する方が良いです。

JAL → カタール航空の乗り継ぎは、主にビジネスマン（出張・研究・国際協力など）向けであるケースが多いです。観光目的の旅行者にはあまりメリットがありません。

1. 運賃が高くなりやすい
JALでドーハまで飛び、そこからカタール航空という組み合わせは片方が日系・片方が中東系のため、通しで予約しても割高になる傾向があります。観光目的であれば料金にはシビアなので、よほどメリットがない限り高い方を選ばないでしょう。

2. ヨーロッパ行きならJAL直行便がある
JALはロンドン・パリ・フランクフルトなどに自社の直行便を持っており、ドーハを経由するメリットがあまりありません。そのため、わざわざドーハを経由してJAL+カタール航空でヨーロッパへ行く需要は少ないです。

3. アフリカは出張利用が多い
現状、アフリカ（ナイロビ、ラゴス、カイロなど）方面は、日本から観光で行く人は少数です。よって、「JAL→ドーハ→アフリカ」という流れは、JICA関係者や企業の駐在・出張者、大学・研究者層などが主な利用者と言えます。

JAL→カタール航空の乗り継ぎは、観光客向けというよりは、出張・公的機関関係向けのルートです。観光目的ではコストパフォーマンスが悪く、むしろカタール航空だけで完結させた方が安くてスムーズです。

私なら、最初から最後までカタール航空を使います。これはエコノミークラスで、ドーハ乗り継ぎ、目的地がヨーロッパかアフリカとした場合です。

運賃が安くスケジュールが豊富
・カタール航空は世界トップクラスのネットワークで便数も豊富
・コストパフォーマンスもカタール航空単独の方が割安になる

サービス品質がエコノミーでも高い
・カタール航空のエコノミーは「中東系の中でも快適」と高評価
・料理は良く機内エンタメも充実（日本語映画あり）
・中東系にありがちな“サービスのムラ”が少ないのもポイント

一社運航の安心感
・同じ航空会社・同じ予約番号内であれば遅延などにも柔軟に対応
・片方がJALだとサービスの仕様や遅延時対応が異なる

総合力で見れば、乗り継ぎがある場合は「最初から最後までカタール航空」で統一するのが合理的です。JALの快適なエコノミーも魅力ですが、「ドーハで乗り継ぐ」ことが前提なら、一社でまとめたほうが旅程全体がスムーズで、費用対効果も高いと判断します。